和の慣用色名

韓紅花 からくれない

Web Color
#D71345
RGB
R(赤): 215 G(緑): 19 B(青): 69
CMYK
C: 0.0 M: 91.2 Y: 67.9 K: 15.7
HSL
H: 344.7 S: 83.8 L: 45.9

「韓紅花色」の由来と特徴

韓紅花(からくれない)は、紅花(べにばな)から抽出した染料で染められた、非常に鮮やかで濃い紅色を指す日本の伝統色です。別表記として韓紅色とも書かれます。

由来

漢語の「韓」は、「韓国」や「漢」といった大陸(外国)から渡来したものを意味し、または外国のという意味を強調します。紅花染めは、古代に中国や朝鮮(くだら・しらぎ)から伝わったことから、当初は「韓藍(くれのあい)」と呼ばれ、これが「くれなゐ(くれない)」に転化しました。この染料が、特に大陸由来の美しさや鮮やかさを強調するために、「から」が冠されて「からくれなゐ(からくれない)」と呼ばれるようになりました。紅花は当時、黄金にも例えられるほど高貴で貴重な染料でした。

百人一首との関連

百人一首は、「古今和歌集」に収録されている在原業平の有名な歌に登場し、一層その美しさが知れ渡りました。
ちはやぶる神代もきかず竜田川(たつたがは)からくれなゐに水くくるとは
この歌は、紅葉が川面に落ちて水面を韓紅花に染めている様子を、まるで神代の昔にも聞いたことのない絞り染め(水くくる)のように美しいと表現しています。

色の特徴

紅花から採れる色素は、黄色と赤色がありますが、非常に手間をかけて赤い色素だけを抽出し、何度も染め重ねる(八塩:やしお)ことで、深く、濁りけのない深紅(しんく)のような濃い赤色を実現します。