和の慣用色名
瑠璃色 るりいろ
- Web Color
- #1E50A2
- RGB
- R(赤): 42 G(緑): 92 B(青): 170
- CMYK
- C: 95.0 M: 70.0 Y: 0 K: 0
- HSL
- H: 216.6 S: 60.4 L: 41.6
「瑠璃色」の由来と特徴
瑠璃色(るりいろ)は、宝石の瑠璃(ラピスラズリ)に由来する、深く鮮やかな青紫を帯びた色を指す日本の伝統色です。仏教における七宝(しっぽう)の一つに数えられ、古代より珍重されてきました。
由来
「瑠璃」の語源は、古代ペルシャ語の「ラジワルド (lāžward)」に遡り、これがサンスクリット語の「ヴァイデューリヤ (Vaidūrya)」を経て中国に伝わり、「瑠璃」と音写されました。この瑠璃とは、アフガニスタンなどで産出される青色の半貴石ラピスラズリ (Lapis Lazuli)を指します。瑠璃色は、この宝石の鮮やかで深い青を模した色であり、遥か西方からシルクロードを経て伝来した高貴で貴重な色として扱われました。
仏教との関連
瑠璃は、七宝(金、銀、瑠璃、玻璃、硨磲、珊瑚、瑪瑙)の一つとして仏典に登場し、極楽浄土を飾る宝の一つとされています。このため、瑠璃色は清浄や尊さ、無限の広がりを象徴する色とされ、仏像や仏具、寺院の装飾に多く用いられてきました。日本では、奈良時代に正倉院の宝物にも瑠璃(ラピスラズリ)や瑠璃色のガラス器が納められており、その価値の高さを示しています。
色の特徴
瑠璃色は、単純な青ではなく、紫みを帯びた非常に深く濃い青が特徴です。これは、夜空の青さや、深海の底を思わせるような、落ち着きと神秘性を兼ね備えた色合いです。顔料としては、天然のラピスラズリを精製した群青(ぐんじょう)が用いられ、日本画や岩絵具として重宝されています。現代においては、群青色や紺色の範囲に属する、最も美しく鮮やかな青の一つとされています。


