Introduce

イタリアの食文化は、地域ごとの歴史や風土とともに育まれてきました。
ローマのカルボナーラ、フィレンツェのビステッカ、ヴェネツィアのイカ墨リゾットなど、都市ごとに異なる味わいが広がります。
本場の料理を味わうことは、その土地の暮らしや文化に触れる旅そのものです。

ROMA

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ブルスケッタ

ローマ発祥のピザで、ナポリ風とは対照的に生地が薄くてパリッとしているのが最大の特徴。
小麦粉・水・塩・オリーブオイルで作る生地を薄く伸ばし、
高温で短時間焼き上げることで、端までカリッとした食感に仕上がる。
トッピングはシンプルなマルゲリータから、アンチョビとケッパーを使ったロマーナまでさまざま。
四角い天板で焼いて切り売りする「ピッツァ・アル・タリオ」もローマならではのスタイルで、
街角のパン屋や総菜店で気軽に買える市民の味として長く親しまれている。

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ピッツァ・ロマーナ

イタリアの定番アンティパスト(前菜)で、
厚めに切ったカントリーブレッドをグリルまたはオーブンで香ばしく焼き、
表面にニンニクをこすりつけてオリーブオイルをたっぷりかけたもの。
名前の由来はローマ方言の「bruscare(炭火で焼く)」とされる。
最もポピュラーなトッピングはダイスカットのトマト・バジル・塩のシンプルな組み合わせだが、
白インゲン豆のペーストや生ハム、キノコのソテーをのせるバリエーションも多い。
パンの焼き加減と良質なオリーブオイルが味の決め手とされる。

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FIRENZE

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ビステッカ・
アッラ・フィオレンティーナ

トスカーナ地方フィレンツェを代表する肉料理。
キアニーナ牛のTボーンステーキを、厚さ5〜6cm・重さ1kg前後に豪快にカットし、
炭火で表裏それぞれ数分ずつ焼いたのち骨を下にして立てて火を入れるのが伝統的な調理法。
味付けは塩・コショウとオリーブオイルのみと極めてシンプルで、
中心部はレア(アル・サンゲ)に仕上げるのが流儀。
フィレンツェでは「よく焼きで」と注文すると断られることもあるほど、
レアにこだわる文化が根付いている。
付け合わせには白インゲン豆のソテーが定番。

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ラザニア

幅広のパスタ生地を層状に重ねてオーブンで焼き上げるイタリアの代表的な焼きパスタ料理。
発祥はエミリア=ロマーニャ州ボローニャとされ、「ラザーニェ・アッラ・ボロニェーゼ」が原型。
牛・豚の合いびき肉を使ったラグーソース(ボロネーゼ)とベシャメルソースを交互に重ね、
仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけて焼くのが本場スタイル。
生地には卵入りの生パスタを使うのが伝統で、しっとりとした食感が特徴。
家庭料理として日曜のランチや祝いの席に欠かせない存在。。

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VENEZIA

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イカ墨のリゾット

イカ墨を使った漆黒のリゾットで、ヴェネツィアおよびシチリアを中心に愛される海の幸の一品。
新鮮なコウイカ(セッピア)の墨袋から取り出した墨を炒めたリゾット米に加え、
白ワインと魚介のブロードで少しずつ煮含めながら仕上げる。
イカ自体も一緒に煮込むことが多く、磯の香りと墨の濃厚なうま味が米に深く染み込む。
仕上げにバターとパルミジャーノを加えて「マンテカトゥーラ」と呼ばれるクリーミーな乳化工程を経ることで、
艶やかで舌にとろける質感が生まれる。漆黒の見た目と豊かな風味の対比が印象的な一皿。

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バッカラ・マンテカート

干し鱈(バッカラ)をほぐしてクリーム状に仕上げたヴェネツィア発祥の伝統料理。
塩漬けまたは乾燥させたタラを数日間水に浸けて塩抜きし、
牛乳やオリーブオイルとともにじっくり練り上げることでなめらかなペースト状にする
。味付けはニンニク・塩・コショウとシンプルながら、
良質なオリーブオイルを少しずつ加えながら空気を含ませるように混ぜることで、
ふわりとした軽い口当たりに仕上がるのが職人技。
ヴェネツィアでは「チケッティ」と呼ばれる小皿料理の定番として、
ポレンタやトーストに塗って提供されることが多い。

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